KAKU SPORTS OFFICE(代表 角田壮監)がプロデュースする日本サッカーの歴史や伝説を語り合う文化の拠点「VINTAGE CULTURE BASEフットボールコレクション」。オンラインショップ「COMBINATION MEAL」(株式会社キャンビー 代表取締役神戸洋昭)とのコラボレーションで与那城ジョージ選手公認アパレル「日本サッカーに“楽しさ”と“創造性”をもたらした日伯の架け橋」をリリースしました。
VINTAGE CULTURE BASE × LEGEND PLAYER OFFICIAL APPAREL
– サッカーの歴史と文化を纏う、新たな試み –
それは、着ることで語り継ぐ──
日本サッカー文化の継承と再発見をめざすプログラムです。
VINTAGE CULTURE BASEは、 日本サッカーの歴史と文化を次世代へつなぐ拠点づくりを目指しています。
2025年──日本とブラジルは、外交関係樹立130周年を迎える。
1895年11月5日、フランス・パリで「日伯修好通商航海条約」が調印され、両国の友好が正式に始まった。
そしてその流れを受け、1908年、「笠戸丸」による最初の集団移民がブラジルへ渡航。
これをきっかけに多くの日本人が新天地を求めてブラジルへ移り住み、農業や教育、文化、そしてスポーツを通して現地社会に根を下ろしていった。
この移民の歴史こそ、今日の日本とブラジルの深い絆の原点であり、与那城ジョージ氏はその系譜の中に生まれた“日系二世”として、サッカーを通じて両国をつなぐ存在となった。
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与那城ジョージ(JORGE Yonashiro)氏は、1950年11月28日、ブラジル・サンパウロ州に生まれた。
移民一世の努力によって築かれた日系社会の中で育った彼は、ブラジルらしい自由な発想と、日系人特有の勤勉さ・繊細さをあわせ持つ存在だった。
1972年、彼は日本サッカーリーグ(JSL)2部の読売サッカークラブに加入し、来日。
当時の日本サッカーは、欧州的な規律と組織を重んじるスタイルが主流だったが、与那城はそこに**南米の創造性と“楽しむ心”**を吹き込んだ。
彼のプレーは、読売クラブの哲学を形づくり、日本サッカーの文化的進化を象徴するものとなった。
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与那城氏のプレーには、「遊び心」と「技術的完成度」が共存していた。
・足の裏を巧みに使うトラップや引き技
・相手の股を抜く絶妙なフェイント
・ふわりと相手の頭上を越える3次元の浮き球パス
・トップスピードの中でも緩急を自在に操るドリブル
・壁パスの先を読む“ワンツースリー”の発想
・相手DFの背後を突くスルーパス──
それらのプレーは、日本のサッカー少年・少女たちの心を惹きつけ、“技術”と“感性”の可能性を広げた。
彼のプレーは単なる技巧ではなく、“サッカーを楽しむ文化”そのものを体現していた。
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与那城氏は、読売クラブをJSL1部へと昇格させ、その後のタイトル獲得にも大きく貢献。
「ミスター・ヨミウリ」と呼ばれた彼は、サロンフットボールの美学をチーム哲学に落とし込み、日本サッカーの創造的発展を支えた。
1985年、日本国籍を取得。帰化当初は日本代表入りの予定はなかったが、1986 FIFAワールドカップ・アジア最終予選(1985年)に日本代表として出場。
惜しくもW杯出場は逃したものの、その戦いはのちのJリーグ創設へとつながる「サッカー界の分岐点」となった。
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サッカーというスポーツは、言葉を超えて人と人を結びつける“文化の共通語”である。与那城ジョージ氏が日本にもたらしたものは、まさにその象徴だった。ブラジルで育まれた自由な発想と、日系人として受け継いだ誠実さ。その融合が、プレーの中に独自の美しさを生み出していた。笠戸丸移民から始まった日伯交流の歴史の上に立ち、与那城氏は“サッカーを通じて文化をつなぐ架け橋”となった。
彼の存在は、日伯130年の友好の中で、スポーツが果たす力の象徴である。
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現在の日本サッカーにおいて“当たり前”となった技術やプレーの多くは、与那城氏の影響を源に持つ。
引き技、スナップ、個のドリブル、間合い、リズム、遊び──。
彼のプレーには、「サッカーを楽しむこと」そのものが詰まっていた。
その精神は、東京ヴェルディや日テレ・東京ヴェルディベレーザをはじめとする育成指導、そして全国の指導者たちの中に今なお息づいている。
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与那城ジョージという存在を語ることは、“創造性”と“個人技”をベースに選手が主体的にプレーする「サッカーを楽しむ」時代を思い出すことでもある。
日本とブラジル──ふたつのサッカー文化をつなぐ一本のパスのように、与那城氏の功績は今も続いている。
過去の挑戦を今に語り継ぎ、次の世代へつなぐ──
VINTAGE CULTURE BASEは、その記憶と未来を共有する場所である。

与那城ジョージ選手の公認アパレル「日本サッカーに“楽しさ”と“創造性”をもたらした日伯の架け橋」全アイテム
与那城ジョージ選手「日本サッカーに“楽しさ”と“創造性”をもたらした日伯の架け橋」」・Tシャツ
与那城ジョージ選手「日本サッカーに“楽しさ”と“創造性”をもたらした日伯の架け橋」」・プルパーカー
与那城ジョージ選手「日本サッカーに“楽しさ”と“創造性”をもたらした日伯の架け橋」」・ロングスリーブTシャツ
与那城ジョージ選手「日本サッカーに“楽しさ”と“創造性”をもたらした日伯の架け橋」」・クルースウェット
与那城ジョージ選手「日本サッカーに“楽しさ”と“創造性”をもたらした日伯の架け橋」」・トートバッグ
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👉与那城ジョージ選手(ミスターヨミウリ・読売クラブの哲学)の伝説を語り継ぐ VINTAGE CULTURE BASE × LEGEND PLAYER OFFICIAL APPAREL

VINTAGE CULTURE BASE」は、KAKU SPORTS OFFICEがプロデュースする、日本サッカーの歴史や伝説を語り合い、次世代に継承していく“文化拠点”プロジェクトです。
このプロジェクトでは、日本サッカーの黎明期を支えた選手をはじめ、アジア初制覇・世界への道を切り開いた代表選手、海外挑戦の先駆者、女子サッカー発展の礎を築いた選手たちなど、歴史に名を刻んだ“レジェンド選手”たちに再び光を当て、その功績と存在を世代を超えて語り継ぐ文化づくりを推進しています。
VINTAGE CULTURE BASE × LEGEND PLAYER OFFICIAL APPAREL –
サッカーの歴史と文化を纏う、新たな試み – それは、着ることで語り継ぐ──
日本サッカー界は、ワールドカップやオリンピックといった国際大会での日本代表の活躍に加え、地域密着型のプロサッカーリーグの定着と発展、そして教育・医療・文化など、さまざまな分野で日本社会に良質な影響を与え続けてきました。
その歩みの背景には、厳しい時代を乗り越え、礎を築いてきた先人たちの努力と情熱があります。彼らの存在があったからこそ、今の日本サッカーがあり、次世代へつなぐ価値が生まれています。
未来を見据えて今に没頭するなかで、私たちは時に、過去にある大切な価値を見落としがちになります。しかし、KAKU SPORTS OFFICEは、古き良き価値の中にこそ、これからの時代に必要な「学び」や「ヒント」があると信じています。
私たちが紹介するエピソードは、ある人にとっては「懐かしさ」であり、またある人にとっては「新しい発見」かもしれません。もしあなたがその時代を知っているなら、当時を語れる人とともに思い出を共有してください。そして当時を知らない世代の人々には、その魅力を語り継いでください。
日常の中で語られる「古き良き価値」や「懐かしさ」が、やがて日本サッカー界の新たな伝説につながる「今」をより豊かなものにしていく――。
KAKU SPORTS OFFICEは、誰もが輝ける心豊かなサッカー文化を創造し、「VINTAGE CULTURE BASE」の普及を通じて、その未来づくりに貢献してまいります。
本企画に関するご質問やご相談は、下記までご連絡ください。
KAKU SPORTS OFFICE
プロデューサー:角田 壮監(Kakuta Masami)
Website: https://kakusportsoffice.com/
Mail: contact@kakusportsoffice.com
「アスリート思考で心豊かな社会を創造する」をモットーに、競技スポーツに関わる個人・企業・団体の活動や事業を、的確な視点で分析します。そして、言語・文化・音楽・映像・活字といった多様な“シンボル”を活用し、人と人、組織と組織、企業と企業、人と組織・企業といったあらゆるつながりの中から、最大の相乗効果を生み出す組み合わせをコーディネート。新たな利益システムを構築するコミュニケーションコーディネーターとして活動しています。
また、創業者・企画者としての精神をもとに、理念や目的を共有できるパートナーの育成や、持続的かつ自走可能な組織づくりを支援するシステムコーディネーターとしても貢献。さらに、競技者一人ひとりが本来持つ力を引き出すメンターとして、競技スポーツの発展にも寄与しています。