VINTAGE CULTURE BASE × LEGEND PLAYER OFFICIAL APPAREL
– サッカーの歴史と文化を纏う、新たな試み –
それは、着ることで語り継ぐ──
日本サッカー文化の継承と再発見をめざすプログラムです。
VINTAGE CULTURE BASEは、 日本サッカーの歴史と文化を次世代へつなぐ拠点づくりを目指しています。
KAKU SPORTS OFFICE(代表 角田壮監)がプロデュースする日本サッカーの歴史や伝説を語り合う文化の拠点「VINTAGE CULTURE BASEフットボールコレクション」。オンラインショップ「KEY LEGEND」(株式会社キャンビー 代表取締役神戸洋昭)とのコラボレーションで都並敏史氏公認のアパレル「スライディングタックル・闘う日本代表」をリリースしました。
1980年代から90年代にかけて、日本代表の左サイドを支え続けた都並敏史。
代表ユニフォームへの憧れを誰よりも強く抱き、攻守に渡って献身的なプレーを見せる姿は、日本サッカー史においてブラジルの名サイドバックを思わせる存在感を放っていた。堅守と同時に果敢な攻撃参加を繰り返す“攻撃するサイドバック”のパイオニアとして、アジアの舞台で絶対的な存在感を示した選手である。
1993年4月18日、聖地・国立競技場。
FIFAワールドカップ・アメリカ大会アジア1次予選(グループF)、相手は前回イタリア大会に初出場し成長著しいアラブ首長国連邦(UAE)。一方の日本は、前年のアジアカップで悲願の初優勝を果たし、史上初のワールドカップ出場へ期待が高まっていた。そして試合翌月には、Jリーグ開幕を控えるという歴史的な転換期を迎えていた。
試合開始のホイッスル直後──。
UAEが左サイドへ展開したボールに対し、都並は迷わずスライディングタックルを仕掛けた。これぞ彼の“お家芸”。しかし、この一瞬は単なる守備のプレーではなかった。
「ワールドカップに出場する」という強い意志。
「これから始まるプロリーグを必ず成功させる」という覚悟。
そのすべてを込めたタックルは、ピッチに立つ仲間と、スタンドを埋め尽くしたサポーターに火をつけ、日本代表が一丸となる象徴となった。
すると20分、日本はキャプテン柱谷哲二が先制ゴールを押し込み、国立は歓喜に揺れた。さらに76分、三浦知良のコーナーキックから高木琢也がヘディングで追加点を奪い、試合を決定づける。
2-0の勝利──。このスコアは、日本がアジア王者としての誇りを示すと同時に、アジアの強者と堂々と渡り合える力を証明する結果となった。
この勝利と都並の魂のスライディングは、日本代表が国際試合で受け身になりがちな姿勢から殻を破り、主体性を持ってアジアに挑む転換点となった。そしてその勢いは、後の代表躍進とJリーグの熱狂へと確実につながっていく。
1993年4月18日──。
都並敏史のスライディングタックルは、日本サッカーの未来を切り拓いた“鍵”であり、語り継ぐべきシンボルである。
その情熱と功績を世代を越えて受け継ぎ、過去・現在・未来をつなぐ記憶として残していく──
VINTAGE CULTURE BASEは、そんな日本サッカー文化を共有する場所である。
都並敏史 スライディングタックル 闘う日本代表・プルパーカー
VINTAGE CULTURE BASE」は、KAKU SPORTS OFFICEがプロデュースする、日本サッカーの歴史や伝説を語り合い、次世代に継承していく“文化拠点”プロジェクトです。
このプロジェクトでは、日本サッカーの黎明期を支えた選手をはじめ、アジア初制覇・世界への道を切り開いた代表選手、海外挑戦の先駆者、女子サッカー発展の礎を築いた選手たちなど、歴史に名を刻んだ“レジェンド選手”たちに再び光を当て、その功績と存在を世代を超えて語り継ぐ文化づくりを推進しています。
VINTAGE CULTURE BASE × LEGEND PLAYER OFFICIAL APPAREL –
サッカーの歴史と文化を纏う、新たな試み – それは、着ることで語り継ぐ──
日本サッカー界は、ワールドカップやオリンピックといった国際大会での日本代表の活躍に加え、地域密着型のプロサッカーリーグの定着と発展、そして教育・医療・文化など、さまざまな分野で日本社会に良質な影響を与え続けてきました。
その歩みの背景には、厳しい時代を乗り越え、礎を築いてきた先人たちの努力と情熱があります。彼らの存在があったからこそ、今の日本サッカーがあり、次世代へつなぐ価値が生まれています。
未来を見据えて今に没頭するなかで、私たちは時に、過去にある大切な価値を見落としがちになります。しかし、KAKU SPORTS OFFICEは、古き良き価値の中にこそ、これからの時代に必要な「学び」や「ヒント」があると信じています。
私たちが紹介するエピソードは、ある人にとっては「懐かしさ」であり、またある人にとっては「新しい発見」かもしれません。もしあなたがその時代を知っているなら、当時を語れる人とともに思い出を共有してください。そして当時を知らない世代の人々には、その魅力を語り継いでください。
日常の中で語られる「古き良き価値」や「懐かしさ」が、やがて日本サッカー界の新たな伝説につながる「今」をより豊かなものにしていく――。
KAKU SPORTS OFFICEは、誰もが輝ける心豊かなサッカー文化を創造し、「VINTAGE CULTURE BASE」の普及を通じて、その未来づくりに貢献してまいります。
本企画に関するご質問やご相談は、下記までご連絡ください。
KAKU SPORTS OFFICE
プロデューサー:角田 壮監(Kakuta Masami)
Website: https://kakusportsoffice.com/
Mail: contact@kakusportsoffice.com
KAKU SPORTS OFFICEは、「アスリート思考で心豊かな社会を創造する」をモットーに、競技スポーツに関わる個人・企業・団体の活動や事業を、的確な視点で分析します。そして、言語・文化・音楽・映像・活字といった多様な“シンボル”を活用し、人と人、組織と組織、企業と企業、人と組織・企業といったあらゆるつながりの中から、最大の相乗効果を生み出す組み合わせをコーディネート。新たな利益システムを構築するコミュニケーションコーディネーターとして活動しています。
また、創業者・企画者としての精神をもとに、理念や目的を共有できるパートナーの育成や、持続的かつ自走可能な組織づくりを支援するシステムコーディネーターとしても貢献。さらに、競技者一人ひとりが本来持つ力を引き出すメンターとして、競技スポーツの発展にも寄与しています。