VINTAGE CULTURE BASE × LEGEND PLAYER OFFICIAL APPAREL
– サッカーの歴史と文化を纏う、新たな試み –
それは、着ることで語り継ぐ──
日本サッカー文化の継承と再発見をめざすプログラムです。
VINTAGE CULTURE BASEは、 日本サッカーの歴史と文化を次世代へつなぐ拠点づくりを目指しています。
KAKU SPORTS OFFICE(代表 角田壮監)がプロデュースする日本サッカーの歴史や伝説を語り合う文化の拠点「VINTAGE CULTURE BASEフットボールコレクション」。オンラインショップ「KEY LEGEND」(株式会社キャンビー 代表取締役神戸洋昭)とのコラボレーションで奥寺康彦氏公認のアパレル「プロサッカーの伝道師」をリリースしました。
奥寺康彦──“東洋のコンピューター”が見せた凱旋の1戦
1982年6月6日、凱旋の舞台、国立競技場。日本代表とヴェルダー・ブレーメンが対戦した「ジャパンカップ キリンワールドサッカー82」は、日本サッカーにとって特別な意味を持つ試合です。
世界最先端「東洋のコンピューター」
1977年、日本人として初めてドイツ・ブンデスリーガに挑み、ケルン、ベルリンを経てブレーメンの主力へと成長した奥寺康彦。世界最高峰の舞台で通算259試合に出場、正確無比な技術と戦術眼から「東洋のコンピューター」と称された彼が、プロとして円熟を迎える姿を母国のファンに示す凱旋の舞台になりました。
日本代表、未来への挑戦
この大会は、日本代表、日本鋼管、シンガポール代表に加え、ブレーメンとフェイエノールトが参加。尾崎加寿夫の4得点でフェイエノールトを破った日本代表は勢いに乗り、世界のクラブとの対戦に挑んだ。迎えた6月6日のブレーメン戦、日本は1–2で惜敗するも、守備的MFとして出場した奥寺は冷静なプレーを披露し、国立の観衆を魅了。さらにシンガポール戦では凱旋ゴールを決め、海外で磨かれた力をまざまざと見せつけます。
新時代を託された若き才能たち
釜本邦茂の引退後「決定力不足」と呼ばれ続けた日本代表にとって、この大会での尾崎の得点量産は希望の光だった。そして、その希望の先を照らしていたのは、すでにヨーロッパで評価を確立していた奥寺の存在でした。
新時代を託された木村和司、戸塚哲也、都並敏史、金田喜稔、加藤久らが奥寺と同じピッチに立ち、世界基準を体感したこの経験は、その後の日本サッカーの進化に繋がっていく。
世界に挑む日本サッカーの「夢」と「希望」
“日本サッカー冬の時代”と呼ばれた1970〜80年代。プロリーグも競技環境の整備も整わぬ中で、ただ一人世界の最先端に挑み続けた奥寺康彦。その背中は、日本の子どもたちにとって「夢」であり「憧れ」であり、未来への道しるべでもあった。そして、あの日、国立競技場に響いた拍手と歓声は、日本サッカーが歩むべき未来を確かに示していました。
過去の挑戦を今に語り継ぎ、次の世代へつなぐ──VINTAGE CULTURE BASEは、そんな記憶と未来を、共に分かち合う場所です。
VINTAGE CULTURE BASE」は、KAKU SPORTS OFFICEがプロデュースする、日本サッカーの歴史や伝説を語り合い、次世代に継承していく“文化拠点”プロジェクトです。
このプロジェクトでは、日本サッカーの黎明期を支えた選手をはじめ、アジア初制覇・世界への道を切り開いた代表選手、海外挑戦の先駆者、女子サッカー発展の礎を築いた選手たちなど、歴史に名を刻んだ“レジェンド選手”たちに再び光を当て、その功績と存在を世代を超えて語り継ぐ文化づくりを推進しています。
日本サッカー界は、ワールドカップやオリンピックといった国際大会での日本代表の活躍に加え、地域密着型のプロサッカーリーグの定着と発展、そして教育・医療・文化など、さまざまな分野で日本社会に良質な影響を与え続けてきました。
その歩みの背景には、厳しい時代を乗り越え、礎を築いてきた先人たちの努力と情熱があります。彼らの存在があったからこそ、今の日本サッカーがあり、次世代へつなぐ価値が生まれています。
未来を見据えて今に没頭するなかで、私たちは時に、過去にある大切な価値を見落としがちになります。しかし、KAKU SPORTS OFFICEは、古き良き価値の中にこそ、これからの時代に必要な「学び」や「ヒント」があると信じています。
私たちが紹介するエピソードは、ある人にとっては「懐かしさ」であり、またある人にとっては「新しい発見」かもしれません。もしあなたがその時代を知っているなら、当時を語れる人とともに思い出を共有してください。そして当時を知らない世代の人々には、その魅力を語り継いでください。
日常の中で語られる「古き良き価値」や「懐かしさ」が、やがて日本サッカー界の新たな伝説につながる「今」をより豊かなものにしていく――。
KAKU SPORTS OFFICEは、誰もが輝ける心豊かなサッカー文化を創造し、「VINTAGE CULTURE BASE」の普及を通じて、その未来づくりに貢献してまいります。
本企画に関するご質問やご相談は、下記までご連絡ください。
KAKU SPORTS OFFICE
プロデューサー:角田 壮監(Kakuta Masami)
Website: https://kakusportsoffice.com/
Mail: contact@kakusportsoffice.com
KAKU SPORTS OFFICE MISSION
KAKU SPORTS OFFICEは、「アスリート思考で心豊かな社会を創造する」をモットーに、競技スポーツに関わる個人・企業・団体の活動や事業を、的確な視点で分析します。そして、言語・文化・音楽・映像・活字といった多様な“シンボル”を活用し、人と人、組織と組織、企業と企業、人と組織・企業といったあらゆるつながりの中から、最大の相乗効果を生み出す組み合わせをコーディネート。新たな利益システムを構築するコミュニケーションコーディネーターとして活動しています。
また、創業者・企画者としての精神をもとに、理念や目的を共有できるパートナーの育成や、持続的かつ自走可能な組織づくりを支援するシステムコーディネーターとしても貢献。さらに、競技者一人ひとりが本来持つ力を引き出すメンターとして、競技スポーツの発展にも寄与しています。