VINTAGE CULTURE BASE × LEGEND PLAYER OFFICIAL APPAREL
– サッカーの歴史と文化を纏う、新たな試み –
それは、着ることで語り継ぐ──
日本サッカー文化の継承と再発見をめざすプログラムです。
VINTAGE CULTURE BASEは、 日本サッカーの歴史と文化を次世代へつなぐ拠点づくりを目指しています。
KAKU SPORTS OFFICE(代表 角田壮監)がプロデュースする日本サッカーの歴史や伝説を語り合う文化の拠点「VINTAGE CULTURE BASEフットボールコレクション」。オンラインショップ「KEY LEGEND」(株式会社キャンビー 代表取締役神戸洋昭)とのコラボレーションでネルソン吉村氏 公認アパレル「ブラジルと日本のサッカーの架け橋・日本初の外国籍登録選手、“桜が継承する”栄光の8番の象徴」をリリースしました。
ネルソン吉村大志郎 ── 日本サッカーに“ラテンの魂と文化”をもたらした架け橋
サッカーのために最初にブラジルから来日し、大きな衝撃を与えた日系二世──ネルソン吉村大志郎。たくさんの人に愛され、国際舞台で活躍する日本サッカーの「今」は、ジーコ氏(住友金属・鹿島アントラーズ)、与那城ジョージ氏(読売クラブ)、ラモス瑠偉氏(読売・ヴェルディ川崎)、オスカー氏(日産自動車)、カレッカ氏(日立・柏レイソル)、ドゥンガ氏(ジュビロ磐田)をはじめ、数多くのブラジル人選手の存在抜きには語ることはできません。その礎を築いたのが、58年前にブラジルから単身で日本へ渡り、初の外国籍選手としてヤンマーディーゼルサッカー部(現・セレッソ大阪)で大活躍し、伝説の名門チームに導いたネルソン吉村でした。
釜本邦茂との黄金コンビ
1967年、日本サッカーリーグの弱小チームのヤンマーに加入したネルソンは、日本サッカー初の外国籍登録選手としてピッチに立ち、日本サッカー期待の星・釜本邦茂氏との黄金コンビを形成。ブラジルサッカーで磨かれた軽妙なボールタッチと卓越した戦術眼で数々の得点を演出しました。釜本の代名詞ともいえる「胸のトラッピングからのシュート」も、実はネルソンのプレーを観察し、練習を重ねることで身につけた技術でした。メキシコ五輪得点王の釜本のゴールラッシュの裏には、ネルソンの影響が息づいていたのです。
ブラジル的思考は、チームと日本サッカーへ広がり
同時期にヤンマーは、カルロス・エステベス氏、ジョージ小林氏らが加わり、選手の個性を活かしたチーム作りを展開。そのスタイルは藤和(現・湘南ベルマーレ)、読売(現・東京ヴェルディ)といった他クラブにまで波及し、当時ヨーロッパ的志向の日本サッカー界に「個人技」「創造性」「主体性」「調和」といった南米スタイルの価値を表現し、欧州と南米の融合した”日本サッカー新時代(日本サッカーの発見)”へと導きました。ネルソンは、ヤンマーディーゼルサッカー部の強化・発展のために帰化し、日本国籍取得後、日本代表初の帰化選手としてもプレーしました。そのような活躍が注目され、他チームから高待遇な誘いを受けながら、引退までヤンマーディーゼルサッカー部一筋でプレーをしたバンデイラでもあります。
指導者としての情熱
現役引退後も、ヤンマーに残り、コーチ、監督、そしてスカウトとしてクラブのために尽力。1990年からの監督時代には、小柄で評価の高くなかった森島寛晃氏に未来を託し、ヤンマー初のプロ契約選手を誕生させました。その眼差しは常に「クラブのため、選手のため」。彼の口癖は「もっと練習を、もっと自分で考えろ」でした。
セレッソ大阪に刻まれた“栄光の8番”
ネルソンの背負った「8番」は、セレッソ大阪の哲学とアイデンティティを象徴する番号として、森島寛晃氏、香川真司氏、清武弘嗣氏、柿谷曜一朗氏、乾貴士氏らへと受け継がれています。社員としての身分のまま、愛するヤンマーディーゼルサッカー部への真心、誇り、熱意はプロそのもの──クラブとともに歩んだ生涯は、まさに“日本サッカーへの献身”でした。
ブラジルと日本サッカーの友好の原点として
大好きなサッカーを通じて、ブラジルと日本という二つの国の懸け橋となったネルソン吉村大志郎。ネルソンの日本での成功に影響を受け、その後、日系人やブラジル人が次々に来日した。今では、日本国籍を取得して日本代表で活躍する、あるいはしてきた外国籍選手も少なくない。ネルソン吉村本人は「あの時代を精いっぱい生きた。僕がいい加減にプレーしていたら次はなかった」と話していたという。
彼が残した足跡は、選手やファン、そして日本サッカーの未来を語る上で決して忘れられることはありません。
その情熱と功績を世代を越えて受け継ぎ、過去・現在・未来をつなぐ日本サッカー文化の記憶として語り継いでいく──VINTAGE CULTURE BASEは、そんな記憶と未来を共有する場所です。
ネルソン吉村公認アパレル「ブラジルと日本のサッカーの架け橋・桜が継承する栄光の8番の象徴」全アイテム
ネルソン吉村公認アパレル「ブラジルと日本のサッカーの架け橋・桜が継承する栄光の8番の象徴」・Tシャツ
ネルソン吉村公認アパレル「ブラジルと日本のサッカーの架け橋・桜が継承する栄光の8番の象徴」・プルパーカー
VINTAGE CULTURE BASE」は、KAKU SPORTS OFFICEがプロデュースする、日本サッカーの歴史や伝説を語り合い、次世代に継承していく“文化拠点”プロジェクトです。
このプロジェクトでは、日本サッカーの黎明期を支えた選手をはじめ、アジア初制覇・世界への道を切り開いた代表選手、海外挑戦の先駆者、女子サッカー発展の礎を築いた選手たちなど、歴史に名を刻んだ“レジェンド選手”たちに再び光を当て、その功績と存在を世代を超えて語り継ぐ文化づくりを推進しています。
VINTAGE CULTURE BASE × LEGEND PLAYER OFFICIAL APPAREL –
サッカーの歴史と文化を纏う、新たな試み – それは、着ることで語り継ぐ──
日本サッカー界は、ワールドカップやオリンピックといった国際大会での日本代表の活躍に加え、地域密着型のプロサッカーリーグの定着と発展、そして教育・医療・文化など、さまざまな分野で日本社会に良質な影響を与え続けてきました。
その歩みの背景には、厳しい時代を乗り越え、礎を築いてきた先人たちの努力と情熱があります。彼らの存在があったからこそ、今の日本サッカーがあり、次世代へつなぐ価値が生まれています。
未来を見据えて今に没頭するなかで、私たちは時に、過去にある大切な価値を見落としがちになります。しかし、KAKU SPORTS OFFICEは、古き良き価値の中にこそ、これからの時代に必要な「学び」や「ヒント」があると信じています。
私たちが紹介するエピソードは、ある人にとっては「懐かしさ」であり、またある人にとっては「新しい発見」かもしれません。もしあなたがその時代を知っているなら、当時を語れる人とともに思い出を共有してください。そして当時を知らない世代の人々には、その魅力を語り継いでください。
日常の中で語られる「古き良き価値」や「懐かしさ」が、やがて日本サッカー界の新たな伝説につながる「今」をより豊かなものにしていく――。
KAKU SPORTS OFFICEは、誰もが輝ける心豊かなサッカー文化を創造し、「VINTAGE CULTURE BASE」の普及を通じて、その未来づくりに貢献してまいります。
本企画に関するご質問やご相談は、下記までご連絡ください。
KAKU SPORTS OFFICE
プロデューサー:角田 壮監(Kakuta Masami)
Website: https://kakusportsoffice.com/
Mail: contact@kakusportsoffice.com
「アスリート思考で心豊かな社会を創造する」をモットーに、競技スポーツに関わる個人・企業・団体の活動や事業を、的確な視点で分析します。そして、言語・文化・音楽・映像・活字といった多様な“シンボル”を活用し、人と人、組織と組織、企業と企業、人と組織・企業といったあらゆるつながりの中から、最大の相乗効果を生み出す組み合わせをコーディネート。新たな利益システムを構築するコミュニケーションコーディネーターとして活動しています。
また、創業者・企画者としての精神をもとに、理念や目的を共有できるパートナーの育成や、持続的かつ自走可能な組織づくりを支援するシステムコーディネーターとしても貢献。さらに、競技者一人ひとりが本来持つ力を引き出すメンターとして、競技スポーツの発展にも寄与しています。