VINTAGE CULTURE BASE × LEGEND PLAYER OFFICIAL APPAREL
– サッカーの歴史と文化を纏う、新たな試み –
それは、着ることで語り継ぐ──
日本サッカー文化の継承と再発見をめざすプログラムです。
VINTAGE CULTURE BASEは、 日本サッカーの歴史と文化を次世代へつなぐ拠点づくりを目指しています。
KAKU SPORTS OFFICE 代表 角田壮監がプロデュースする日本サッカーの歴史や伝説を語り合う文化の拠点「VINTAGE CULTURE BASE」。フットボールコレクションの第9弾は、城彰二氏の公認アパレルをオンラインショップ「COMBINATION MEAL 」(株式会社キャンビー)からリリースしました。
1990年代、日本サッカーは大きな転換期を迎えていました。1993年のJリーグ開幕、そして同年10月「ドーハの悲劇」。日本代表は初のワールドカップ出場を目前で逃し、国全体が失望の色に包まれた直後でした。その暗闇の中で、人々が新たな希望を求めていたときに現れたのが、高校サッカーから直接プロの舞台へ飛び込んだひとりのストライカー──城彰二でした。
高校サッカーのスターからプロの舞台へ
城は鹿児島実業高校のエースストライカーとして名を馳せ、第72回全国高校サッカー選手権ではチームをベスト4へと導きます。国立競技場で行われた準決勝は、川口能活主将率いる清水商業との名勝負。延長戦にもつれ込む激闘は今も語り草となり、城の存在を全国に知らしめる舞台となりました。
その大会からわずか2か月後の1994年、Jリーグ・オリジナル10のひとつであるジェフユナイテッド市原と契約。高校の部活動を終えたばかりの青年は、プロサッカーの歴史に足を踏み入れます。
運命のデビュー戦、そして連続ゴール
1994年3月12日(土)、市原臨海競技場で行われたJリーグ1stステージ開幕戦・ガンバ大阪戦。18歳の城はスタメンとしてピッチに立ち、後半に豪快なシュートでプロ初ゴールをマーク。デビュー戦でいきなり得点を決める衝撃のスタートは、スポーツ紙やニュースで大きく報じられました。「高校生ルーキーがJリーグを変える」──そんな期待が一気に膨らんでいきます。
しかし驚きはここから続きます。開幕からわずか4日後の第2節、横浜フリューゲルス戦(三ツ沢球技場)で2試合連続ゴール。さらに第3節の浦和レッズ戦(市原臨海競技場)でも得点を重ね、そして第4節ベルマーレ平塚戦(平塚競技場)でもゴールネットを揺らしました。
デビューから4試合連続得点。高卒ルーキーが開幕直後に成し遂げたこの快挙は、当時の日本サッカー界に新しい時代の到来を告げるものでした。
サポーターを魅了した「前宙ゴールパフォーマンス」
城の鮮烈さを象徴したのは、得点後に披露した前方宙返りのゴールセレブレーションでした。アフリカ系選手を思わせる身体能力を誇示するアクロバティックな演出は、ただ得点するだけでなく「観客を楽しませる」プロ意識を感じさせるものでした。まだ2年目を迎えたばかりのJリーグにおいて、城のパフォーマンスはエンターテインメント性を高め、スタジアムに新しい熱狂を生み出しました。
高校サッカーとプロサッカーをつなぐ存在
高校の部活動で鍛えられたストライカーが、そのままプロの舞台で通用することを証明した城の姿は、多くの高校生サッカー選手や指導者、そして保護者たちに勇気を与えました。「自分たちの努力がプロの世界につながっている」──その確信を示した存在こそ、城彰二だったのです。
日本サッカーの希望から代表の主力へ
ジェフ市原での活躍を皮切りに、城は日本代表でも中心選手となり、数々の歴史的瞬間に立ち会います。1996年アトランタ五輪での「マイアミの奇跡」。1997年の「ジョホールバルの歓喜」での劇的勝利、そして1998年フランス大会での日本初のワールドカップ出場。ドーハの悲劇の悔しさを背負った世代の中で、城は最前線で戦い続け、日本サッカーの歴史を塗り替えていきました。
語り継ぐべき伝説
城彰二のプロデビューからの4試合連続ゴールは、日本サッカーが新たな時代へ進む瞬間を象徴する出来事でした。若きルーキーの果敢な挑戦は、日本代表の栄光へと続く道の起点となり、今なお語り継がれる伝説です。
その情熱と功績を世代を越えて受け継ぎ、過去・現在・未来をつなぐ日本サッカー文化の記憶として残していく──VINTAGE CULTURE BASEは、そんな記憶と未来を共有する場所です。
城彰二 LEGEND FOOTBALLER・ロングスリーブTシャツ
城彰二 LEGEND FOOTBALLER・クルースウェット
VINTAGE CULTURE BASE」は、KAKU SPORTS OFFICEがプロデュースする、日本サッカーの歴史や伝説を語り合い、次世代に継承していく“文化拠点”プロジェクトです。
このプロジェクトでは、日本サッカーの黎明期を支えた選手をはじめ、アジア初制覇・世界への道を切り開いた代表選手、海外挑戦の先駆者、女子サッカー発展の礎を築いた選手たちなど、歴史に名を刻んだ“レジェンド選手”たちに再び光を当て、その功績と存在を世代を超えて語り継ぐ文化づくりを推進しています。
VINTAGE CULTURE BASE × LEGEND PLAYER OFFICIAL APPAREL –
サッカーの歴史と文化を纏う、新たな試み – それは、着ることで語り継ぐ──
日本サッカー界は、ワールドカップやオリンピックといった国際大会での日本代表の活躍に加え、地域密着型のプロサッカーリーグの定着と発展、そして教育・医療・文化など、さまざまな分野で日本社会に良質な影響を与え続けてきました。
その歩みの背景には、厳しい時代を乗り越え、礎を築いてきた先人たちの努力と情熱があります。彼らの存在があったからこそ、今の日本サッカーがあり、次世代へつなぐ価値が生まれています。
未来を見据えて今に没頭するなかで、私たちは時に、過去にある大切な価値を見落としがちになります。しかし、KAKU SPORTS OFFICEは、古き良き価値の中にこそ、これからの時代に必要な「学び」や「ヒント」があると信じています。
私たちが紹介するエピソードは、ある人にとっては「懐かしさ」であり、またある人にとっては「新しい発見」かもしれません。もしあなたがその時代を知っているなら、当時を語れる人とともに思い出を共有してください。そして当時を知らない世代の人々には、その魅力を語り継いでください。
日常の中で語られる「古き良き価値」や「懐かしさ」が、やがて日本サッカー界の新たな伝説につながる「今」をより豊かなものにしていく――。
KAKU SPORTS OFFICEは、誰もが輝ける心豊かなサッカー文化を創造し、「VINTAGE CULTURE BASE」の普及を通じて、その未来づくりに貢献してまいります。
本企画に関するご質問やご相談は、下記までご連絡ください。
KAKU SPORTS OFFICE
プロデューサー:角田 壮監(Kakuta Masami)
Website: https://kakusportsoffice.com/
Mail: contact@kakusportsoffice.com
「アスリート思考で心豊かな社会を創造する」をモットーに、競技スポーツに関わる個人・企業・団体の活動や事業を、的確な視点で分析します。そして、言語・文化・音楽・映像・活字といった多様な“シンボル”を活用し、人と人、組織と組織、企業と企業、人と組織・企業といったあらゆるつながりの中から、最大の相乗効果を生み出す組み合わせをコーディネート。新たな利益システムを構築するコミュニケーションコーディネーターとして活動しています。
また、創業者・企画者としての精神をもとに、理念や目的を共有できるパートナーの育成や、持続的かつ自走可能な組織づくりを支援するシステムコーディネーターとしても貢献。さらに、競技者一人ひとりが本来持つ力を引き出すメンターとして、競技スポーツの発展にも寄与しています。