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セパレートストッキングの次なるスタンダードへ 〜サイズの最適化によるサッカーソックスの再設計〜

2025.05.09

セパレートストッキングの次なるスタンダードへ

〜サイズの最適化によるサッカーソックスの再設計〜

KAKU SPORTS OFFICE(代表:角田壮監)では、サッカーソックスの機能的再設計を目的とした「LTSS(Leg Tool Separation System)」という設計思想のもと、サッカー競技用ソックスの課題に対する提案と製品開発を進めています。

 

足部と下腿部を分けて最適化するという発想

LTSSでは、従来の一体型サッカーソックスを「足部」と「下腿部」に分け、それぞれに求められる性能を最大限に引き出すことを目的としています。この考えに基づき、足部には「セパレートソックス」、下腿部には「セパレートストッキング(カーフソックス)」という構成が生まれました。

セパレートストッキングの課題と新提案

市販のセパレートストッキング(カーフソックス)は、**「フリーサイズ」**の製品が大半を占め、ふくらはぎの太さや脚の長さに応じた選択ができないのが現状です。近年では、締め付けによる不快感から自ら穴を開けて着用する選手も見られ、機能性やサイズ適合の面での課題が表出しています。特に女子選手や育成年代の選手は体格差が大きく、対応できる製品が限られている実情があります。

日本初、ふくらはぎ周囲で選べるセパレートストッキング

こうした課題に対して、LTSSの設計思想に基づいた製品として、ふくらはぎ周囲サイズで選べるセパレートストッキングを日本で初めて製品化しました(2017年 RxLで製造)。現在は以下の2サイズ展開ですが、これは将来的な多サイズ展開への足がかりとなる第一歩です。

FS-1000(ふくらはぎ周囲35~45cm、長さ26〜30cm)

FS-2000(ふくらはぎ周囲25~35cm、長さ26〜30cm)

企画・開発:KAKU SPORTS OFFICE(角田壮監)

製造・販売:武田レッグウェアー(RxL)

 

※LTSS(角田壮監 考案)はブランドやメーカーではなく、サッカーソックスの再設計に基づく設計思想です。

今後の展望と業界連携の可能性

LTSSでは、「サッカーシューズを選ぶように、サッカーソックスを選ぶ時代へ」というビジョンのもと、製品選択の自由度と合理性を高めるための新しい基準づくりに取り組んでいます。今後は、**「ふくらはぎ周囲とすねの長さで選ぶ」**という次なる段階のサイズ最適化を推進し、競技者のパフォーマンスと快適性の向上に寄与していきたいと考えています。これを実現するためには、靴下専業メーカー様やスポーツブランド様との連携・共同開発が不可欠です。

競技者の足元環境を共にアップデートするパートナー企業様とのコラボレーションを心より歓迎いたします。

お問い合わせ・ご相談

ご関心をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。

KAKU SPORTS OFFICE

Webサイト:http://www.ltss-soccer.com/

ご質問・ご相談:contact@kakusportsoffice.com

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