KAKU SPORTS OFFICEでは、競技スポーツ(個人・組織)の課題を抽出し、課題解決(状況把握→課題抽出→課題解決策の提案→課題解決策の継続的な実行)に取り組み、持続的な改善かつ自走可能になるようメンターとしての支援をミッションとしています。ここでは、競技シーンにおける課題と、その課題解決策の提案、持続的な改善に取り組んでいる事例の一部を紹介します。
素足(すあし)とは、①履物を履かない足。②足袋や靴下を履かない足。はだし。(広辞苑第7版新村出編.2021)とされ、素足と同じような意味を持つ裸足(はだし)は、①履物を履かずに地上を歩くこと。②履物・靴下などをはかない足。素足。(広辞苑第7版新村出編,2021)と記されています。前述の言葉の意味から素足感覚とは、履物・靴下などを履いているにも関わらず履物・靴下などをはいていない素足と同じ感覚という解釈ができます。また、裸足は履き物を履かずに地上を歩くとの意味から、履物を履いていない状態。素足は裸足とは違い、「素足」は履物をはいた状態や、着脱する際の足の状態であると言えます。「裸足」で地上を歩くが、靴下は履かずにシューズを履いて歩く足は「素足」になる。さらに、裸足は「足の裏側(足裏)」、素足は「足の甲側(足背)」という意味合いで使われていることも見受けられます。
そのようなことからKAKU SPORTS OFFICEでは前述の内容から履き物を履いた時に「素足感覚」は足の表面(足背)、「裸足感覚」は足の裏側(足裏)が履物をはいていない感覚と定義します。
素足感覚のサッカースパイクとは、サッカースパイクを履いた際に、「足の表面(足背)」がサッカースパイクを履いていない感覚と同じ感覚と定義します。足の表面(足背)とは、足指は爪側、中足部は足の甲やインサイドキック、アウトサイドキックなどでボールを扱う面、そして踵部の中心から上部あたりの面になります。ピッチ上のボールを足の裏で扱わない限り、足背でボールをコントロールをします。サッカースパイクで足背を覆う主な部分をアッパーと称しています。素足感覚のサッカースパイクを供給するメーカーは、アッパー素材(質感、厚み)、形状、製法、縫製などを独自に開発、製造をしています。アッパーで最も評価されているのがカンガルーレザーと言われています。ボールタッチを重視するプレーヤーに好まれています。サッカースパイクを選ぶ際は足の形(形状、足長、足幅)、素材(柔軟・適切な厚み)など、フィッティングをしながら自分に合うものを選ぶことで「素足感覚」に近づけることができます。
裸足感覚のサッカースパイクとは、サッカースパイクを履いた際に「足の裏面(足裏)」がサッカースパイクを履いていない感覚と同じ感覚と定義します。足の裏面(足裏)とは、足指の腹、母趾級、小趾級、土踏まず、踵などの面になります。足裏は、ボールを扱うことやランニング、ダッシュ、ストップ&ターン、ジャンプなどの動作の際はピッチに力を伝達、衝撃を吸収をします。サッカースパイクを着用し際に足裏と面する部分をソール(インソール、ミッドソール、アウターソールなど)と称しています。ソールは、ピッチコンディションによって使い分けされ、屈曲性や反発力、衝撃吸収、プレースタイルによって選択します。サッカースパイクを選ぶ際は足の形(形状、足長、足幅)、素材(硬度・適切な厚み)、スタッド形状・数など、フィッティングをしながら自分に合うものを選ぶことで「裸足感覚」に近づけることができます。
引用元: LEG TOOL SEPARATION SYSTEM公式
サッカー競技者のパフォーマンスに大きな影響を与えるサッカーシューズの開発は、大手スポーツメーカーによって日進月歩で進化を続けています。その進化の方向性は、競技者本来の力を引き出すことにあり、その重要な要素の一つが「素足感覚」の追求です。しかし、この「素足感覚」はシューズ単体では実現できません。なぜなら、足とシューズの間には必ずソックスが存在し、足に直接触れているのはシューズではなくソックスだからです。サッカーシューズにおける「素足感覚」をより高めるためには、サッカーソックスやストッキングの品質も「素足感覚」に向けて設計されている必要があります。この課題を解決するために、従来のつま先から膝下まで一体となったサッカーソックスの構造を見直しました。そこで考案されたのが、「サッカーソックスのセパレート化」という新しいアプローチです。
サッカーソックスの構造を、以下のように部位ごとに分離・再設計しました。
•足(つま先〜足首):セパレートソックス
•脛・ふくらはぎ(足首上部〜膝下):セパレートストッキング
この分離により、セパレートソックスではスパイクを履いたときの「素足感覚」「裸足感覚」を追求でき、セパレートストッキングでは、脛やふくらはぎの「素脚感覚」を実現できます。
このセパレートソックスとセパレートソックスを結合したソックスを”セパレートサッカーソックス”とします。
さらに、セパレートソックスとセパレートストッキングの接続部には専用の「LTSSサカストテープ」を使用し、ズレや不快感を抑制。また、ふくらはぎのコンディショニング効果が期待できる段階着圧インナーストッキングを加えることで、完成されたセパレートサッカーソックスが構成されます。
LTSSは、KAKU SPORTS OFFICE 代表・角田壮監が考案した、
世界で唯一の完成されたセパレート構造を持つ革新的なサッカーソックスの設計思想です。
足の構造や機能に着目し、従来のソックスの常識を見直すことで、競技者の力を最大限に引き出すことを目的としています。
LTSS仕様の製品は、**武田レッグウェアー株式会社(RxL)**との協業により製造・販売されています。
•企画・開発:KAKU SPORTS OFFICE
•製造・販売:武田レッグウェアー株式会社
•RxL公式オンラインショップ:RxLソックス(フットボール)
シューズメーカーは、シューズの品質の維持、進化させるために開発費を投じたり、厳選された工場の確かな技術で高品質な素足感覚・裸足感覚のサッカースパイクを製造しています。そのような高品質なサッカースパイクが供給され、プレーヤーが素足感覚・裸足感覚の品質のサッカースパイクを選ぶことができても、サッカースパイクと足の間にはソックスが存在するため、ソックスの品質に課題があったり、不適切な着用方法をしていては、本来の素足感覚・裸足感覚の履き心地にはなりません。ソックスがズレている、たるんでいると違和感だけでなく、靴擦れで肌を痛めてしまいます。不適切な素材や編み方のサッカーソックスですと、シューズ内で足が滑ってしまったり、汗などで蒸れてしまうとよい履き心地ではなくなります。このようにソックスがサッカースパイク着用時の素足感覚・裸足感覚を邪魔することもあります。サッカースパイクの品質を体感する足に直接ふれているソックスの存在を考えると、サッカーソックス選びも大切であるといえます。
引用元: LEG TOOL SEPARATION SYSTEM公式
世界で唯一の完成されたセパレート構造を持つ革新的なサッカーソックスの設計思想(LEG TOOL SEPARATION SYSTEM)を考案。
KAKU SPORTS OFFICEは、「アスリート思考で心豊かな社会を創造する」をモットーに、競技スポーツに関わる個人・企業・団体の活動や事業を、的確な視点で分析します。そして、言語・文化・音楽・映像・活字といった多様な“シンボル”を活用し、人と人、組織と組織、企業と企業、人と組織・企業といったあらゆるつながりの中から、最大の相乗効果を生み出す組み合わせをコーディネート。新たな利益システムを構築するコミュニケーションコーディネーターとして活動しています。
また、創業者・企画者としての精神をもとに、理念や目的を共有できるパートナーの育成や、持続的かつ自走可能な組織づくりを支援するシステムコーディネーターとしても貢献。さらに、競技者一人ひとりが本来持つ力を引き出すメンターとして、競技スポーツの発展にも寄与しています。
KAKU SPORTS OFFICE
Webサイト:http://www.ltss-soccer.com/